解説者解説（日本テレビ編）

日本テレビの野球中継

今年から平日中継の最大延長を54分までに拡大。
解説陣は基本的に巨人ＯＢで固め、人気球団である阪神ファン対策として掛布・川藤の両氏を
揃える用意周到ぶりが光る。
ゲスト解説として長嶋前監督を呼ぶことがあるが、是非、堀内氏を同席させて欲しい。

堀内ツネオ
- 決めゼリフ：『長嶋はコーチの俺に何もさせてくれなかった！（心の叫び）』
- 長嶋采配批判：★★★★★
- 指導力：★
- (巨人若手投手陣に対して)俺が育てたオーラ：★★★★
実況アナに配球予想を聞かれると思いっきり言葉に詰まる。
｢今の球種は何ですか？｣　と聞かれると、｢今のは・・・｣と時間を稼ぎ、
ＶＴＲで球種を確認してから｢スライダーです！｣と自信満々に答える。
｢次の投手は誰ですか？｣　と聞かれても同様。後出しジャンケン解説である。
長嶋采配の穴探しを中心に解説を組み立てていたが、
最近は長嶋監督が辞めてしまったために、生きがいを無くしてしまったようだ。
コーチ時代に岡島を育てることができなかった恨みか、
岡島の投げ方を見るたびに｢テレビをご覧のお子さんには真似をしてはいけません。｣と力説。もうわかったよ。
中畑キヨシ
- 決めゼリフ：『(松井に対して)何故今の甘いボールを打たないんだ！』
- 長嶋親派：★★★★★
- 熱血：★★★★★
- 技術論：★
“テレビ局対抗・解説者歌合戦”があったら、日本テレビのトップバッターは
間違いなくこの人。松井に対しては非常に厳しい解説をするが、松井がルーキー時代に彼がコーチを
していたことは見逃してはならない。
原体制の優勝が見えてくると、長嶋監督時代と原監督時代の采配を比較する勇気を見せるが、
“長嶋”の単語はできるだけ出さないなど、長嶋氏に対する忠誠心はかろうじて失わない。
池谷コージロー
- 決めゼリフ：『はい、確かに・・・』
- 実況肯定率：★★★★★
- 世渡り：★★★★★
- 広島ＯＢであることを隠蔽：★★★★
実況者の問いかけには、ほとんど｢はい、確かにその通りで・・・｣
と肯定しまくる。実績がないのに巨人ＯＢで固められる巨人コーチ陣に割り込むことができた世渡りのうまさと、
この何でも肯定しまくる姿勢には、リストラされた社会人がこの不況下で生き抜く
ヒントが隠されているに違いない。
結局巨人投手コーチとしては長続きしなかったが、まさか選手の言うことに対して
｢はい、確かに君の言う通りで・・・｣とイエスマンコーチだったわけではあるまい。
江川スグル
- 決めゼリフ：特になし
- 技術論：★★★★★
- ：★★★★★
- 野球界に恩返しすると言いながらもずっとタレント業：★★★★★
アンチ巨人ファンには嫌われていると思うが、解説はなかなか良い。
掛布氏と組むと協力なチームワークを発揮するが、基本的に元球界の仲間が少ないため、
気の合う相棒が極端に少ない。
掛布マサユキ
- 決めゼリフ：『ひじょ～に』『バットの下にボールを入れてあげるんだ、という意識をですねぇ・・・』
- 頑張れ髪の毛：★★★★★
- 意外にも多かった長嶋采配批判：★★★★★
- 江川氏とともにずっとタレント業：★★★★
巨人ＯＢ？と思えるほど、巨人の打者の状態をよく知っている。
アメリカの３Ａで臨時コーチを依頼されたことがあったが、
日本球界へのフィードバックはなし。あれは何だったんだろう？　
いつになったら日本球界で縦縞のユニフォームを着てくれるのか
もはや阪神ファンは諦めていることだろう。
川藤コウゾウ
- 決めゼリフ：『ようわからん！』
- とりあえず：★★★★★
- 出ることに：★★★★★
- 意義があるのだろう：★★★★★
技術的なことは一切語ろうとしないし、聞かれても｢わからん！｣と断言してしまう
潔さが人気の秘訣。現役時代の後半はグローブを持っていなかったとの噂あり。
水野キンタロウ
- 決めゼリフ：特になし
- 同じ系統の顔をした阿部とのバッテリーが見たかった：★★★★★
- 高校時代はこっそり怪物：★★★★★
- 引退後はこっそり三原じゅん子：★★★
現役時代はその風貌からか、｢ひょっとしてアホ？｣説が流れていたが
先発・リリーフ・ストッパーを経験しただけあり、解説は正統派。
フジＴＶの企画で｢水野雄大の大リーグに挑戦！｣なんてのが
あったが、あの企画により大リーグのハードルが低いような幻想が広がり、
後の巨人・門奈やオリックス・田口のメジャー挑戦へとつながる。

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